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#4 10連休は京都へ!非公開文化財特別公開

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5月。GW帰省に伴い、行くしかないと腰を上げ、"京都 非公開文化財の特別公開"に行ってきました。

非公開寺院の安祥寺

21度の京都。茹だる暑さとはまさにこんなときに使うのが正しいはず。

当初予定していたルートは、 随心院→聖護院/積善院→長楽寺→龍谷ミュージアム だったものの、長楽寺が長蛇の列とSNSで見て、この1日で果たして回れるのか不安になり、急遽予定を変更。

長楽寺は諦め、京都から随心院に行く道すがら、山科駅で乗り継ぎを行うので、山科駅で降り安祥寺へ。

山科駅から徒歩10分ほどなんだけど、これがまた上り坂に暑さがダブルアタックで着いた時にはすでに汗だく…。



藤田瞬央住職が観音堂(本堂)の大きな厨子の扉を開けてくれた。本尊の十一面観音立像(国重要文化財)が姿を現した。高さ252㌢に及ぶ巨像だが、均整のとれた伸びやかな姿が凛として美しい。藤田さんは「15年ほど前に専門家の調査で奈良時代にさかのぼるとみられる貴重な一木彫像と判明しました」と教えてくれた。 (写真・文:朝日新聞の別刷り特集より)

本尊の十一面観音立像は初公開。なんと普段はお寺自体も非公開だそうで、本当に拝観できて良かった…!としみじみ。

観音堂に入って、両脇には向かって右に持国天と多聞天。左に広目天と増長天が構え、正面の十一面観音様は、左手に水上を持っており、白毫の水晶が大きく透き通り、目を引きます。

普段は非公開とあってか、ご朱印は1時間ほど並びましたが、無事頂き、続いて随心院へ。

小野小町の聖地!随心院

山科駅から随心院の最寄駅、小野までは約6分。そこから歩いて5〜8分ほどで着きます。 小脇に入っていくので一瞬通り過ぎましたが、無事着きました。

ご本尊の如意輪観音坐像を含め、寝殿造の堂内には一列にずらりと10体の仏像が並びます。

正面向かって右から、比較的小ぶりな釈迦如来と脇侍に文殊菩薩と普賢菩薩。 普賢菩薩の方が頭が大きくバランスが悪いのにどこかかわいらしいのが特徴的。 それぞれ作風が異なるのは、時代が異なるからだそう。

続いて薬師如来、金剛薩埵菩薩(快慶作)、如意輪観音菩薩、阿弥陀如来、不動明王、弘法大師、仁海僧正と並びます。

なんと言っても、本尊である如意輪観音さまの美しいことと言ったら、言葉に表せないほど。玉眼の輝きがちらりと光り、神秘的なものを感じます。

普段は秘仏なので開帳していませんが、ちょくちょく開帳されているみたいなので、タイミングをよく見計らって参拝に行くことをお勧めします! (本当に美しいので是非!あと、駅からそんなに遠くない!)

ちなみに、ご朱印2種はこんな感じ。

ご朱印は堂内を回っている間に書いていただけたので待ち時間はありませんでした。

聖護院と積善院

続いて最後の聖護院と積善院。神宮丸太町駅から10分〜15分ほど歩きます。 さらに進むと金戒光明寺に着きますが、激しく足が疲労を訴えていたので再拝は断念。

いやしかし、3寺の中で1番歩いた気がする…。

向かって右から室町時代の不動明王、鎌倉時代の不動明王、役行者の両脇には平成に制作された彩色鮮やかな孔雀明王と、三宝荒神が並び、次いで蔵王権現(ざおうごんげん)の手前に、阿弥陀如来、千手観音菩薩、薬師如来が並びに、最後に再び江戸時代に制作されたとされる不動明王が構えます。

また、本堂の不動堂には、平安時代に制作されたとされる不動明王がいらっしゃって、制咜迦童子と矜羯羅童子を脇侍に迎えています。

個人的に制咜迦童子、矜羯羅童子をしたがえる不動明王の姿が好きなので、1番ビビビッときたのはこの不動明王。

山伏として有名なお寺なだけに、ご朱印が法螺貝!ステキ!

お隣の積善院にも行き、大大大満足&仏像充すぎる1日で、いただいたご朱印がこちら。

この後、龍谷ミュージアムの企画展「因幡堂 平等寺」にも行ってきましたが、これは次の記事で!


さいごに

そういえば、あとから気づいたのですが、4年前のちょうどこの日も、1人で高野山に行ってました。
(そう、今回も1人)

ちょうど開創1200年の年で。5/4は何か縁のある日なのかも…?

そのときも帰りに食べたなあ、と大阪駅マルシェの博多一幸舎に行ってきました。

朝から何も食べていなかったので、早歩きさながら、小走りで向かい、ラーメンと明太ごはん。

おいしい!そして本当に疲れた!でも充実した1日でした。

では。

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