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【郵趣録】2021年のハプスブルク家



わたしのwish listに密かに書いてあるハプスブルク家

幼少期から宝塚を嗜む環境で育ってきたので、その代表作でもある「エリザベート」はもう〜それは何組も何組も見てきまして、密かにwish listにエリザベートにまつわるハプスブルク家をあげていた2021年。
そんな2021年にswap(ポスクロ)で交換したハプスブルク家関係のポストカードをまとめました。


Tausendschön(TSカード)

これは、ドイツで発売されているTausendschönというシリーズ。インスタswap界隈ではよくTSカードと呼ばれているカードです。

マリアテレジアとエリザベート皇后の肖像画デザイン。このハプスブルク家の肖像画シリーズは、あとフランツヨーゼフ1世がありますが、未だ交換できていません(泣)
TSカードはなかなか人気で、よくwish listにあげているポストクロッサーさんを目にします。

【特徴①】グリッター強め仕様

TSカードが人気な理由のひとつはこのカードの仕様に魅力があるからではないでしょうか。
見てください、ラメでギラギラに装飾されています。



【特徴②】切手ライクな縁取り


一般的なポストカードと違い、縁が切手のようにデザインされています。なんとも郵趣家の心をくすぐるデザイン。


【特徴③】豊富な種類

もちろんTSカードはこのような肖像画ばかりではありません。むしろ肖像画デザインの方が少なくて、nostalgic city cardと区分分けされているように海外らしいタッチで各国を描くデザインが人気なんですね〜(こちら から一覧が見れます)


エリザベート皇后

ヴィンターハルターによる肖像画


The王道のエリザベート皇后の肖像画ポストカード。これはヴィンターハルターというドイツの画家の作品。エリザベート皇后といえば1番代表的な肖像画といえるでしょう。
大きさは、12cm×17cmの大判カードです。
こちらもドレスのグリッター盛り盛り仕様





もちろんこのカードが送られてきたのはオーストリアからで、交換することが決まったとき、日本ではエリザベートはすごい人気のミュージカルなの!わたし大好き!と必死に伝えた記憶があります。
彼女が住む場所は、エリザベートゆかりのウィーンからは数時間ほど離れた場所にあるようですが、ウィーンに出かけた際には、ウィーンに来てるのよ!とシェーンブルン宮殿の画像を送ってくれたりしました。
このポストカードにはシシィ(エリザベートの愛称)とは…とエリザベート皇后の歴史を細かく説明してくれています。(ありがとう…)
きっと、日本人側だったらめちゃめちゃわたし織田信長好きやねん、っていう海外の人に織田信長のポストカードを送るような感覚なんだろうな…

ゲオラク・ラープによる肖像画


こちらはポスクロでオーストリアから届いたポストカード!

Sisi-Museum・Kaiserappartments・Hofburg Wien "Am Hof",Kaiserin Elisabeth im Rubinschmuck Georg Raab,1879

エリザベート皇后の肖像画としては見慣れない作品だったのですが、裏面にはこのように書いてました。
Sisi-Museumとあるように、オーストリアにはシシィ博物館という博物館があります。
シシィ博物館はHofburg Wien=ウィーンにあるホーフブルク宮殿の中にある博物館です。ホーフブルク宮殿は、シシィ博物館以外にもさまざまな観光施設を集めた複合施設で、"宮殿"とある通り、元はエリザベート皇后も生活していた宮殿なのです。


Sisi-Museum シシィ博物館
Kaiserappartments 皇帝の住居
Hofburg Wien "Am Hof" ウィーンのホーフブルク宮殿
Kaiserin Elisabeth エリザベート皇后
im Rubinschmuck ルビージュエリーの
Georg Raab,1879 ゲオラク・ラープによって1879年に描かれた

と、直訳するとこういうことだと思いますが、つまりまとめるとルビージュエリーをつけたエリザベート皇后の肖像画、ということでしょう。


この繊細な刺繍の表現、惚れ惚れする…これ絵画やで…


届いたポストカードには、休みにウィーンに行ったときにこのポストカードを見つけたのよ!と書いてあったので、シシィ博物館に売っているポストカードかもしれませんね。(ありがとう涙)

ヨーゼフ・ホラチェクによる肖像画


ちなみにこれはポスクロ関係で交換したポストカードではなく、2019年に国立西洋美術館で開催された「ハプスブルク展」で展示されていた《薄い青のドレスの皇妃エリザベト》のポストカード。私が購入したものです。



時系列順に並べてみました。


ウィーンと皇帝夫妻のカード


これまたウィーンと皇帝夫妻をぎゅっと集めたポストカード。
これも12cm×17cmの大判カードで箔押し仕様になっています。

バチバチにグリッター決めてきてる感じや、箔押し仕様のデザインはなかなか日本では見かけない気がする(気のせい?)のですが、海外では一般的なんでしょうか。
なんか高級感ある感じしますよね。高いのかな…

ハプスブルク家の家系図

  
ハプスブルク家の家系図がずらっと描かれたポストカード。こんな独特なポストカード日本にあるかね??と思うほどの、異文化な感じがとてもおもしろいです。

しかも何がおもしろいって、実はこのポストカード2枚持っていて。

いつもやりとりをするオーストリアの女性から最初にswapで交換してもらったのですが、その後ポスクロでオーストリアから届きました。
これはメジャーなポストカードなのだろうか…(日本で言うPIN UP的な…)

ちなみにポスクロで届いたカードの裏側。2019年にオーストリアで発行されたカール5世の切手がシートごと貼られていました。
これはこれで豪快でおもしろいです。

おわりに

ということで2021年に届いたハプスブルク家のポストカードをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
結構マニアックなwish listだと思いますが、なんだかんだたくさん交換してもらえた気がします。

余談ですが、ハンガリーの方がインスタでヴィンターハルターのエリザベート皇后の肖像画のポストカードを交換に出していたので声をかけたのですが、「これはすぐ交換決まっちゃった〜たくさん買わなかったことを後悔してるよ〜このカードがほしいって連絡めちゃきたからさ〜」
と言われました。やっぱりエリザベートは世界で人気なのかもしれませんね。(そうじゃなくてもこの肖像画はどっちみち美しい)



さて。みなさん、今年もたくさんポスクロ楽しみましょう〜!

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